近頃は、少し秋の気配を感じられるようになりましたが、今年の夏も本当に暑かったですね。
私は、この1か月ほど、遠方に住む子どもの家に行き、赤ちゃんのお世話をしてきました。こんなに長期間地元を離れるのは、生まれて初めてのことで、最初はワクワクが止まりませんでした。しかし、買い物に行って、調味料など日頃使い慣れた食材が売ってないことも、知らない街並みも、楽しかったのは最初だけでした。
赤ちゃんのお世話や、久しぶりに我が子とゆっくり過ごせる時間は楽しく、嬉しかったのですが、2週間を過ぎたころから体に異変が起きてきたのです。
食事を作っても、なぜか美味しくなく、暑さのせいかエアコンの部屋にずっと居たせいか、ドライアイに似た症状や、唇の荒れ、顔のかゆみに悩まされるようになってしまいました。朝起きると、顔がむくんでしまい、何とも嫌な気分になりました。
色々理由を考えて、「もしかしたら水が合わないのかも!」と思った時、ふと、遠くから西尾の地に引っ越してくる方たちも、こういった「どうにもならない、仕方のないこと」で困っていることもあるのではないか、と切ない気持ちになりました。そして「家に帰りたいな」と、思いもよらない考えがよぎりました。
予定通り西尾に帰る日、子どもたちとのお別れはもちろん寂しいものでしたが、それよりも、何とか役割を最後まで果たすことができた安堵感の方が大きかったですね。「部屋は余ってるから、いつでも来て」と言う子どもに、「そうだね」と笑顔で返しつつ、やっぱり生まれた地はいいものだな、と、複雑な気持ちになりました。そして、故郷から遠く離れた地で仕事に子育てに頑張っている姿に、我が子ながら誇らしい気持ちになりました。
子どもたちには、今度帰省した時、ゆっくりくつろいでほしいなと思います。
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